チュートリアル4(敵移動) - Flash(ActionScript)でゲーム作成入門
目次
- Flash(ActionScript)でゲーム作成入門
- チュートリアル1(自機移動)
- チュートリアル2(弾発射)
- チュートリアル3(タイトル画面)
- チュートリアル4(敵移動)
- チュートリアル5(当たり判定)
- チュートリアル6(スコア)
- おまけ
敵登場
敵を登場させ、動かすプログラムを作成します。敵キャラクタの作成
フレーム2をクリックし、ステージ上に適当な大きさで敵キャラクタを描き、「Teki」という名前でムービークリップに変換し、「プロパティ」パネルからインスタンス名に「teki_mc」と名前を付けます。さらに敵キャラクタを画面外の右側に配置します。
↓このあたり
敵のインスタンスに ActionScript を割り当てる
ステージ上の敵インスタンスをクリックして、以下の ActionScript を記述します。
onClipEvent(load) {
speed = 8;
}
onClipEvent(enterFrame) {
_x -= speed;
if (_x < 0) {
_x = Stage.width;
_y = Math.random() * Stage.height;
speed++;
}
}
ムービーの実行
ムービープレビューを実行してみてください。敵が画面外に消えるたびにスピードが速くなります。.fla ファイルダウンロード
プログラムの説明
onClipEvent(load) {
speed = 8;
}
初期設定として、敵のスピードを 8 とします。インスタンスのアクションに変数を定義すると、それぞれのインスタンスが独自に持っている変数となり、自分用のプロパティのように使うことができます。
onClipEvent(enterFrame) {
_x -= speed;
if (_x < 0) {
_x = Stage.width;
_y = Math.random() * Stage.height;
speed++;
}
}
毎フレームの処理では、まず x 座標を speed 分だけ右に移動し、左端に消えたらまた右端から出てくるようにしています。その際、上下の位置はランダムにしています。Math クラスの random は 0 以上 1 未満のランダムな実数を取得するメソッドです。それにステージの高さを掛けることによって上下の位置をランダムにしています。最後にスピードを 1 増やして再登場させます。