CSVファイルの読み込み - PHPでファイルの読み書き・掲示板
目次
- PHPでファイルの読み書き・掲示板
- ファイルの読み込み
- ファイルの書き込み
- ファイルの読み書き(ゲストブック)
- 設定ファイルの読み書き
- CSVファイルの読み込み
- テキストエディタの作成
- アンケートシステムの作成
- 掲示板1(シンプル)
CSVファイルの読み込み1
ExcelやAccessといったアプリケーションからデータを読み込んで表示する場合、CSVファイルを使うと簡単に実現することができます。CSVファイルとは、各項目のデータをカンマで区切ったテキストファイルのことです。
CSVファイルの作成
Excelがある場合はそれを立ち上げ、以下のようにデータを入力してください。入力を終えたら、メニューの「ファイル」→「名前を付けて保存」のダイアログボックスから、ファイルの形式を「CSV(カンマ区切り)」、ファイル名に「donut.csv」と付けて保存してください。途中でいくつか注意が出るかも知れませんが、すべて「はい」でOKです。
Excelがない場合は、テキストエディタで直接以下のように入力して、ファイル名「donut.csv」で保存してください。画面端で折り返されている行は、実際に入力するときに改行を入れてはいけません。
オールドファッション,ミルクをたっぷり使ったクッキータイプの定番ドーナツ。
ダブルチョコレート,ココアを配合したケーキタイプの生地にチョコレートをコーティング。
フレンチクルーラー,グレーズがたっぷりかかった風味豊かなドーナツ。
エンゼルフレンチ,ホイップクリームをサンドしてチョコレートでコーティングしたスウィートなドーナツ。
カスタードクリーム,口どけのよいイースト生地にカスタードクリームがたっぷり。
ポン・デ・リング,ハチミツの香り豊かなグレーズをたっぷりコーティング。もちもちとした食感。
プログラムの作成
次にCSVファイルを読み込んで画面に表示するプログラムを作成します。以下のソースを入力してください。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<title>CSVファイルを読み込む1</title>
</head>
<body>
<?php
$fp = fopen("donut.csv", "r");
while ($data = fgetcsv($fp, 10000)) {
foreach ($data as $d) {
print $d . "<br>\n";
}
}
?>
</body>
</html>
入力が終わったら「csvread1.php」というファイル名で保存し、サーバに「csvread1.php」「donut.csv」の両方をアップし、実行してみてください。ソースの解説
while ($data = fgetcsv($fp, 10000)) {
fgetcsv関数は、CSVファイルから一行を読み出し、各項目を配列として返す関数です。1つ目の引数は読み込むファイルのファイルポインタです。2つ目の引数は読み込む行の最大長です。十分な長さを指定しておけば良いでしょう。
戻り値は、例えば一行目を読み込んだとき、$data[0] に「オールドファッション」、$data[1] に「ミルクをたっぷり使ったクッキータイプの定番ドーナツ。」という値が入ります。
CSVファイルの読み込み2
CSVデータをテーブルを使って整形して出力してみます。プログラムの作成
以下のソースを入力してください。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<html lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<title>CSVファイルを読み込む2</title>
</head>
<body>
<table border="1">
<?php
$fp = fopen("donut.csv", "r");
while ($data = fgetcsv($fp, 10000)) {
print "<tr>";
foreach ($data as $d) {
print "<td>$d</td>";
}
print "</tr>\n";
}
?>
</table>
</body>
</html>
入力が終わったら「csvread2.php」というファイル名で保存し、サーバにアップし、実行してみてください。