潮騒 – 三島由紀夫
2009 年 6 月 20 日 投稿者: naga3三島由紀夫という作家は不思議だ。と言えるほどの著者を読んだわけじゃないけど、読んだのは「仮面の告白」「金閣寺」、そしてさっき「潮騒」を読んだ。
それぞれが、本当に同一人物が書いたんだろうかと戸惑うくらい違う。
関係ないこと今思ったんだけど、三島由紀夫ってBL好きに受けが良さそう、でもムキムキ系だからちょっと違うかな。
作家というのは大変態の集団だ。変態も突き抜ければ尊敬される。三島由紀夫 vs 谷崎潤一郎の変態対決とか面白そうな。
で潮騒だけど、これは期待に反して(?)一部の隙もない爽やかな純愛小説だった。登場人物には悪意のカケラもなく、事件らしい事件も起こらず、素朴な青年が恋をして、成就する、ただそれだけの話。
ただひたすらまっすぐに、力強く真実を伝えてきているようで、
きっとこの先の人生で、何度も読み返したくなるだろうな、と思われる本だった。